傷や怪我は大袈裟にしないで我慢することが良いことのようなイメージがありませんか?もし、「YES」の方は要注意です。身体はそれぞれの機能をバランス良く果たした時に、良い調子となります。逆に、どこかに不具合があると全身にその影響が波及します。ほんの小さな傷でもです。
この記事では、あまり気に留めない靴のサイズや肥厚爪も全身に影響を及ぼすようすをわかりやすく解説しています。ぜひ最後までお読みいただいて、健康貯金していただけたら嬉しいです。
体の「こんな」ちょっとしたものが全身に影響する
各臓器・部位がそれぞれの役割を果たして、やっと一人の身体として機能を果たします。当たり前と笑う方もいるかもしれません。
でも、「外反母趾が肩こりや頭痛にも関係している」
そう聞いたらあなたは
ー納得!
ー本当かな?そんなことないでしょ。
どちらでしょうか。
膝や腰だけじゃないんです。
身体の運動バランスが総崩れしますので、どこに影響が出てもおかしくないのです。関係ないだろうと思っている「ソレ」ももしかしたら、想像を超えたところの影響の可能性もありますよ。
運動連鎖
1955年Steindlerは「ある関節で運動が生じるとその運動の影響が隣接関節に波及する」ことを運動連鎖として発表しました。
たとえ体の末端でトラブルがあったら、それを庇う様に普段とは違う動きをしします・・・その影響が隣の関節に波及して、ドミノ倒しの様に全身に影響します。
なんとなく感覚的に感じているものですが、学術的にも認められているわけです。足のトラブルを足だけでサポートしているつもりでいても、実のとことは全身で補っています。
One for all ,All for one みたいなイメージでしょうか。
キッズ スキーレッスン
スキーを体験している方もそうでない方も、想像してもらえませんか?
初めてスキーを身につけた子供。
レッスンでコーチに足を「ハの字」に開く様に言われます。ですが、初めはなかなか思う様に板を操れません。
すると、不思議なことに顔や手が面白いポーズを取り出すのです。
(*足指ジャンケンでも似たことが起きやすいです。)
子供は言われた様に足を動かそうとして一生懸命に力を入れた結果、足だけでなく体の他の部位にも力が入って顔や手が面白いことになっていました。
これは運動連鎖とは少し違いますが、動かしたいのに動かせない、それでもなんとか動かそうとすると知らない間に体の余計なところに力が入ってしまいます。
そのため、非常に効率が悪いうえに本来の運動とは異なる変な力がかかるため、トラブルに発展することが少なくありません。
子供スキーのように分かり易ければいいのですが、大人の場合たいてい気付きません。したがって、本来ならばかからないはずの力が知らない間に入り続けます。この繰り返しによって「痛み」等が発症しますし、余計な力を入れているので疲れるのです。
例えば、窮屈な靴。足趾を動かしたいのに動かせなかったりしたら・・・?
ブカブカな靴で足に力を入れないと脱げてしまいそうな靴だと・・・?
『無意識レベル』で体は連動しています。靴が合わないことによる全身への影響が感覚的に伝わったら嬉しいです。
結論:体の「こんな」を軽率に取り扱わない
ー巻き爪
ー肥厚爪
ー外反母趾
ータコ
ー魚の目
ー足趾変形
ー靴ずれや水虫
ー乾燥
ー靴・・・・
どれも、これまでは「こんなくらい大丈夫だろう」そう思う方が多かったのではないでしょうか。
この記事をここまで読んでくれた皆さんは「こんなくらい」は今日で卒業です。気づいたら放置しないでケアをすることが重要なのです。
大切な健康は、「こんなこと」の放置の積み重ねで失われることも少なくないかもしれません。
まとめ
タスクだらけで忙しい毎日。
だからこそ、影響が小さいうちに修繕しておくことが健康的に幸せな時間を長くするコツかもしれません。放置しておくと、知らない間に身体の他の部位に思わぬ力が入りつづけ不調へとの道をたどります。
私たちの身体は全部繋がっているんです。
そして、その身体と心も繋がっています。
皆さんの大切な方にも同じことが言えます。どうか、大切な体を労ってあげてください。
効率よく、無駄がないことは時間やお金の節約だけでなく健康貯金にもなりそうです。
今日という日がいい1日でありますように!
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