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フットケアは専用の道具がなくてもできる工夫!おうちケアで活躍するフットケアに使える道具

足のこと

「巻き爪だと端にゴミが溜まる」「高齢者の爪の周りの角質が気になる」

でも、何を使ったら良いのかわからない方、この記事では身近にあるものを代用して爪周囲のお掃除をする方法を提案します。100円ショップで購入できるのなので、気軽に試してみることもできます。この記事では、安全に使えるための工作や注意事項を解説しています。ぜひ最後までお読みいただいてご自身の足や、患者さんへのご提案に活かしていただきたいと思います。

専門的道具がなくても代用品でも効果あり

実は身近なもので爪用ゾンデの代用可能なのです。フットケアサロンやフットケア外来などで使っているものは結構お高いですし、にわか知識で使い方を間違えると危険な場合もあります。代用のゾンデは誰が使っても比較的安全といえます。

 

代用品として、ストローとウッドスティックを紹介します。と、その前にそもそも爪にゾンデを使用する目的を確認しておきましょう。

 

爪用ゾンデの使用目的

爪溝のお掃除

 

・側爪郭の爪甲の確認(巻き状態・食い込み)

・爪床と皮膚の境界を明確にする

・爪縁が綺麗に真っ直ぐか(爪棘の有無)

・爪溝に鶏眼や創傷がないか

・どこまで爪の切除できるか

このように、足の爪切りを安全に実施するためにはとても重要な役割を担っています。

爪周囲のお掃除が必要な理由

爪と皮膚の間や、爪の周囲には古い角質が溜まりやすい場所。
角質がたまると雑菌が繁殖しますし、匂いの素ににあることも⁉︎巻き爪があったり、爪白癬があると一層たまりやすい傾向がありますので注意が必要です。

 

また、高齢になると皮膚のターンオーバーなど崩れてきます。保湿を行い、皮膚のバリア機能を保つためにも古い角質を取り除く必要があるのです。

 

代用品のポイント

ストローゾンデとウッドスティックを紹介します。

ストローゾンデ

 

メリット

安価

柔らかさがある

ハサミで自由に形を調整できる

清潔が保てる

傷をつけにくい

先端をカットすることで、一本で長く使用することも可能

デメリット

使い方にコツを要す

柔らかい

硬めの角質がとりにくい

細やかな作業がしにくい

作り方

①ストローの先端をハサミでおよそ45度に切る

②先端の尖った部分に丸みをもたせる

③先端に酒製麺(脱脂綿等)薄く巻いて、皮膚を濡らした状態で角質を擦り取るように使います。さらに、爪先の爪と皮膚の境界を確認することも可能です。

*注意として、柔らかいストローですが先端をグッと押し込むように使用すると傷つけてしまったり、痛いことがあります。

ウッドスティック

写真トクプラより

メリット

安価

硬いものにも対応可能

個人用ならば複数回使用することも可能

加工する手間が不要

デメリット

硬いので部分的に力が伝わりやすい

細やかな作業がしにくい

使い方

ストローゾンデと同様にウッドスティックの先端に酒製麺(脱脂綿等)薄く巻いて、皮膚を濡らした状態で角質を擦り取るように使います。

 

また、フットゾンデは以下のようなものです。

訪問看護や施設、セルフケアで

爪用ゾンデを購入した方がいいのか迷う・・・でも安全にお手入れ!

訪問看護ステーションや高齢者福祉施設などでは、利用者の方々の負担を少なくしたい。何か良い方法がないものだろうかと言う時、お勧めです。どちらが良いかは、それぞれのメリットやデメリットを踏まえてお試しいただくといいでしょう。

また、巻き爪などある方がご自身で比較的安全に使えるストローゾンデで爪溝のお掃除などできると巻き爪の悪化予防にもなり有効です。

結論

爪用の専用ゾンデがあると便利ですが、なくても代用はできます。

身近な100円ショップで、ストローもウッドスティックも手に入れることが可能です。全てのゾンデが先の細い部分を押し込むと傷を作ってしまうことがあり危険です。差し込まないよう注意しましょう。また、足浴後や濡らしながらなど、水分を含んだ状態の方が掃除がしやすく、取れやすいですね。

このように、専門的動画なくても代用は可能ですし、不要な角質を除去することで、爪や足趾への悪影響も避けることになります。

まとめ

専用の道具がないからと、諦める必要はありません、身近なもので代用できるものもあります。今回の爪周囲のお掃除道具はその例にあたると言えます。

置かれた状況に応じてフットケアの目的やゴール設定が異なります。さらに、それぞれの病状やADL、経済的状況や課題に応じた「ベターな道具」も変化することが多々ああるでしょう。

そんな時、いちょっとした頭の端に「引き出し」としてこういった情報があることで、患者さんや利用者さんにとって選択の幅ができることは嬉しいことではないでしょうか。

他者へケアや指導する際の大事なポイントは思いやりコースで、さらに体系的にかつ看護の一部として質を高める学習はスペシャリストコースでみっちりと身につけることができます。

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