今までと同じ靴を履いているのにキツくなった!足がお大きくなった・・・⁉︎
コレ、喜んでいいのは子供だけです!
実は、足の老化かもしれません。
本来だと弓状に盛り上がってるはずの足のアーチが下がって潰れて靴がキツくなっている可能性が高いのです。
この記事では、どうして足が大きくなったのか要因と、その意味を解説しています。ぜひ最後までお読みいただき靴が今以上にキツくなり危険な状態に晒されないよう対策に活かしてもらえたら嬉しいです。
今まで履いていた靴がキツくなった!は危険サイン
足には3つのアーチがあります。
図の3つのアーチ、踵から母趾の付け根(第1中足骨頭)、踵から小趾の付け根(第5中足骨頭)の縦アーチ2本、母趾の付け根(第1中足骨頭)と踵から小趾の付け根(第5中足骨頭)を結ぶ横アーチ1本。
この足のアーチはバネの機能とクッションの機能を果たしています。
クッションのような弾力性を備えているアーチは“足底腱膜”と言う強靭な縦走線維束によって支えられていて、足裏の踵骨から足趾に向かい扇状に張っています。
本来弓形状のアーチが低下してしまうと、立体的だった足が平面的になるので足幅も長さも大きくなります。結果、靴がキツく感じる状態になります。
つまり、同じ靴がキツく感じたらそれはアーチが下がってる証拠で、危険なサインなんです。
つまり、歩行頻度が低下したり運動しなくなったりするとアーチは低下してきますので、足の老化ともいえます。一方、足部を活用し、動かすことを意識したトレーニングによってアーチの低下を防ぎ、維持することが可能なのです。
足部の骨26個を支える筋や腱!多少のバランス変化に対応できちゃう
「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である。」レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci (1452-1519) は、足についてこう述べてます。
片方の足部(足首から先)に26個の骨。人間はおよそ200個の骨(人によって違う)で形成されていることから、全身の1/4もの骨が集結していることがわかります。
各々の骨は互いに関節を形成しそれぞれに可動性を有しています。1つ1つが靭帯や筋肉、腱などの軟部組織で支持され、荷重による強い衝撃にも耐え得る力学的に安定した頑丈な構造をしています。
さらに足はとても良くできていて、アーチが低下しても、アーチのバランスが崩れても歩行できる優れものです。
そのため、日常生活を送っている私たちにはアーチの変化には気づきにくく、今までも履いていた靴がキツくなったなどのエピソードをきっかけに明らかになることが少なくありません。
当事者の感覚
「以前はちょうどよかった靴が痛くて履けない。」
ちーさんは、実際に経験しています。
しかし、残念なことにその頃は「足の形が変わった」くらいにしか感じていませんでした。
今更ですが「アーチが落ちてきてる。足部トレーニングしなきゃ」とならなかった自分が悲しいです。
その頃(およそ20年前)、今のように足に関して知識や情報があればもっと早く対応できたのに・・・と悔やまれます。現在アライメントが崩れているので、靴と靴の正しい履き方やインソールで対応しています。(インソール代だってバカになりませんよ)。
アーチが低下したり、バランスが崩れるとクッションやバネの役割が失われるため、多くは疲れ易く、歩きにくいといった症状が現れやすいです。また、足の裏にタコ(胼胝)が出来ている人の多くもこのアーチ構造の破綻が原因となっています。
患者さんの中には当然、糖尿病だったり、慢性腎不全で透析をしていたり、血行が悪かったりする方々がいます。
アーチを捉える視点や低下を防ぐアプローチを医療従事者の私たちが知っていると、後の足トラブルを予防することになるのではないでしょうか。
結論:足部ケアや足部トレーニングをしよう
BODYやお肌がお手入れによって良い状態を維持できることは周知されています。足(足部)が不安定になれば、上に乗っている上体も不安定になります。
靴がキツくなったらアーチが低下している危険なサイン!
アーチがさらに低下しないよう維持することで、今後の生活の質が大きく変わります。
毎日のお手入れやトレーニングを意識を意識して体からのサインを有効に活用しましょう。実際、どんなことをしたらいいのか気になったかたはぜひこちらの記事をご参照ください。具体的に紹介しています。また、ここに掲載しているボールもドイツでは推奨されているそうです。
まとめ
靴のキツさに気づいたのは今から20年ほど前。すでに医療従事者として数年経過していました。
もし、あの頃自分の足ではなく患者さんからの相談だったら・・・。
それもハイリスクの方だったら・・・。
きちんとアドバイスできているのとそうで無いのでは、その方の10年後、20年後の足状態が大きくことなていたのではないかと強く感じています。足状態の差はQOLと著しく関連しています。
足切断から守り、健康な人と変わらないように過ごしていけるように。
そのために、私たちは予防も含めて広い知識と視野が必要だと強く感じます。
フットケア ナーシングプログラム スペシャリストコースではこのようなことも含めて体系的にしっかりと学ぶことができます。
今日という日がいい1日でありますように!
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