「歩くと爪先が当たる」「靴を変えたのに爪先がいたくなる」靴を履くたびに気になりますよね。実は靴の履き方で解決できる可能性がとっても高いので紹介します。じつは、靴には「正しい履き方」があるのです。この履き方によって足が本来の機能を発揮して、歳を重ねても歩けて転びにくくなります。これからも若々しく生き生きと過ごせるよう、ぜひ最後までお読みください。
爪先が当たって痛いのは靴の履き方
爪先が当たっちゃって。スニーカーでも長く履いていると痛くなるんです。
そうでしたか。それは辛いですね。
仕方ないのでしょうか。靴を変えても痛くなります。
「爪先が当たる」「爪先が痛くなる」
そういった方におススメなのが、次の『Check』です。
玄関に行って
中敷を出して
靴下を履いて、確認してみましょう!
もし、「中敷が出せないよ〜💦」という方も大丈夫です。他の方法で確認してみましょう。
靴を履いてカカトを地面に3〜4回トントンと付きます。そのまま立ち上がった状態で(体重をかけて)爪先にどのくらい余裕があるか確認しましょう。この時、誰か他の人に爪先を見てもらうようお願いできると良いですね。しゃがみ込むと足の状態が変わりますので正しく把握することが難しいのです。あと、中敷を取り出せる方は面倒くさがらずに必ず取り外して確認してくださいね。
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さて、
Check項目を実施してみた結果はいかがでしたか?この結果はとても重要です。
もし答えがNO、つまり爪先に余裕が無かったら・・・?
まず靴のサイズが合っていません。正しいサイズの靴を選び直して以下を実践することをお勧めします。
もし答えがYES、つまりサイズは合っていたら・・・?
爪先の痛みの原因は靴の履き方に原因がある可能性が高いです。サイズが合っているにも関わらず痛いのでしたら、正しい靴の履き方を試してみましょう!爪先の痛みが解消するか軽くなります。
え〜、それだけ?
そう!そんなことって思うでしょうが、効果抜群なんです
原因は靴の履き方
なぜ靴の履き方が爪先の痛みの原因になるのか
日本人の多くの方が「脱ぎやすい」「履きやすい」「ゆったりしてる」靴を好む傾向あります。
ただ、脱ぎ履きしやすいと言うのは要は足にフィットした状態ではないことを意味します。例えば、倒れそうな人には、ピタッとくっ付かないと支えられませんよね。離れていては一緒に倒れてしまいます。それと同じで、靴も足にピタっとしていないと足を支え保護できないのです。ですので、きちんとフィットさせる履き方をしていたら、本来簡単に脱げないはずなんです。
足の大きさよりも少しサイズ(足の長さ)が大きい靴を選ぶと良いことをお伝えしました。そのサイズの靴を、紐を緩めずに何もしないで着脱できる状態で履くということは、足がどうなるのか想像してみてください。
足の甲をしっかり留めないで緩い状態だと、歩くたびに足が靴の中で動く、もしくは爪先側に足が詰まった状態になってしまうんですね。
「足が動いたって何も困らないしいいじゃないか」と思われている方のために。
大人も同じです。
足に合わない靴をフィットさせない状態で履くことで、体に無駄な力がかかり本来の歩き方ができなくなります。年齢より老けた歩き方に繋がってきます。さらに巻き爪や足趾の変形、足の変形のリスクも・・・。
さらに、靴をきちんと履けないだけで運動効率も悪く無駄な動きが増しますので、疲れやすくなります。特に看護師のように歩くことや立ち仕事が多い方は正しく履くことで疲労感も軽減します。
正しい靴の履き方
では、STEP1から:
ここは、脱ぐ時に言えることです。ベルト、もしくは靴紐を緩めて脱ぎましょう。朝、忙しい時に緩めるのは億劫になりますので、脱ぐ時にしっかり脱ぎます。別の表現をすると、緩めずに脱げるのは、履き方がなっておりませぬ!!!
STEP2:
履き口を広げ足や靴下にストレスがかからないように足を入れましょう
STEP3:
甲部分の布(ベロと言います)を整えてシワがないようにできるとベターです。靴下を履いていてもベロのシワで擦れたり表皮剥離になってしまうこともあります。
STEP4:
なんだか、ちょっと面倒かも・・・。
慣れてしまえば1分かからないでできますよ。
習慣にしてしまえばずっと楽に歩けますから、騙されたと思ってぜひ!
😓はい、まずやってみます。
ふと、子供の頃を思い出しましたが、
徒競走の前に靴をしっかり結ぶって理にかなっているんですね。
効率良く身体を動かせるので早く走れるのでしょうね。
ヨーロッパなど海外では子供のことから普通にしているそうです。
何気ない相談から
若い理学療法士さんが、爪先が痛いとのこと。靴の爪先と足の爪先の形が合ってないのではないかと気にしてました。
ちょっと手が空いたので履いているスニーカーの上から爪先の位置を確認すると、約0.5mm弱しか空間がなく、確かに爪先が当たっています。
そこで、脱いでもらってインソールを合わせてもらうことに。彼女が履いていた靴は紐靴でしたが、もちろん甲部分をゆるめることはなくすぐに脱いで渡してくれました、笑〜
インソールの上に立ってもらうと、爪先に1cm以上のゆとりができるサイズ。幅や爪先の形もまずますでした。すぐに脱いでくれた姿をみていたので、彼女の爪先が痛くなる理由の一つに履き方が関係していると考え、諸々を説明して履き直してもらいました。
すると、どうでしょう〜♪〜♫
夕方笑顔で近づいてくる彼女の姿が⁉︎
靴を変えても当たると言っていた彼女が履き方を変えたら痛くないとのこと。履きやすい脱ぎやすいはいけませんね。爪先の痛みが再び再燃しないことを祈っています。
彼女は履き方だけで爪先の痛みが解決しました。ですが、ケースによって靴の先端部分の厚さや歩き方が関連していることもあります。爪先が痛い方全員が靴の履き方一つで改善することは難しいです。みなさん、それぞれ様々な異なった要因が関係していることをご理解いただけますと幸いです。
結論
「足先が痛い」その原因は靴よりもご自分の履き方かもしれません。
靴の履き方は教えてもらってきてないけれど、とても重要だということをお分かり頂けましたか?一緒に、やってみましょう。簡単に・無料で・いつでも・自分次第でできる靴の履き方。
日本では靴の履き方や靴の選び方について教育されてきていないので、軽視されがちです。日本の医療従事者も学んできていません。
でも、どのように靴を履くかは10年後・20年後・50年後の身体に影響を及ぼす重要なポイントなのです。
脱ぎ履きが多くていちいち紐をいじっていられない方。そんな方は、簡単に紐調整できるグッズのありますので諦めないでやってみましょう。
まとめ
日本で生まれ育つと、靴の履き方や靴のサイズにいて親も先生も誰も教えてくれないことがほとんどです。そのうえ、古来の下駄や草履の履き方文化のまま靴を履いています。
道具か変われば使い方も違う
靴にあった正しい方法で履き、靴の機能を最大限活かして、自らの健康を守っていこうではありませんか。足トラブルのケースでも靴の履き方だけで治るとはいえません。しかし、いかなるどんなケースでも必ず正しい履き方が基本となります。
皆さんのご家族やご友人と一緒に正しい靴の履き方を多くの方に知ってもらって、大切な方々の健康に繋がることを心から祈っています。もっと詳しく知りた方はセミナーへのご参加がお勧めです。ご自分の足にあった詳しい内容が学べます。
今日という日がいい1日でありますように!
今日という日が良い1日でありますように
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