いくつになっても自分の足で立ち歩けることはとても尊いです。「足は大事」しばしば耳にします。では、実際にどのように大切にしているかというと・・・?何もしていない方が圧倒的に多いかもしれません。
いくつになっても自分の足で立ち歩けることはとても尊いです。「足は大事」しばしば耳にします。では、実際にどのように大切にしているかというと・・・?何もしていない方が圧倒的に多いかもしれません。
そこで今回は、「知ってさえいたら できたのに」と後悔しないチェックポイントをご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき毎日の生活の中でチェックして頂けたら嬉しいです。
自分らしさを支える足を維持する足のポイント
1.爪
2.皮膚
3.関節の硬さ
年齢を重ねると どんな素晴らしい人にも身体に 様々な変化が現れてきます。
足が大切なことはわかっていても、どこをどんなふうに意識したらいいのか???
そんな実情を打破するには、知ることから始めてきましょう。
1.爪・・・いずれも痛みに繋がるので歩かないきっかけになりやすい
①爪の長さ:爪が長くなってくると衣類や寝具に引っかかりやすくなって、爪が割れたり爪が剥がれる危険が高まります。
②爪が生えている方向:斜めに隣の指に向かって生えていたり、空の方向にむかて生えていたり、地面に向かって食い込んで生えていたり。方向に対応した爪切りができていないと足に傷ができてしまいます。
③厚さ:厚い爪は放置されがちです。しかし、靴を履いて歩く方にとって、靴に厚い爪が当たって爪囲炎を起こすことがあります。
2.皮膚・・・体からの注意サインがでやすい
皮膚の乾燥、色、タコや魚の目・かかとの角質など健康状態が出やすいです
①皮膚の色:左右の差、足の先だけ色が悪い、部分的に色が違うなどは時に主治医に相談し治療が必要なケースもあります。
②皮膚の温度:皮膚の色と同じで左右の差がないか、部分的に冷たいとことがないかなどで、部分的に、もしくは片側だけ色が違う時は早めに医師等への相談が有効です。
③皮膚の乾燥:足の乾燥はバリア機能の低下や皮膚の弾力性も衰え、皮膚が割れたりします。また、足裏が乾燥している人としていない人を比べた時、乾燥していたホトの方が有意に転倒していたという結果も出ています。
④むくみ:足がむくむとだる重ですね。ひどいむくみになると転倒の危険性が高まります。また、皮膚も傷つきやすくなります。ご高齢になると長時間座位で過ごすと足の甲や足首がぼってりとしやすいです。
⑤タコや魚の目、かかとの角質:痛みを伴うことがあります。痛みは歩き方に影響します。
3.関節の硬さ・・・普段から意識すれば予防が可能
①足首のアキレス腱は年齢とともに硬く延びにくくなります
②足の指のつけ根が曲がりにくく広がりにくくなります
*歩く時、踵から着地して親指で蹴り出すのが理想。しかし、足首や足趾の付け根の関節が硬くて曲がらないと歩幅が小さくなりペタペタとしか歩けなくなります。
動かせる足でいるために、いつ・どうしたらいいの?
爪:
①ご自分の爪が見えますか?手が届きますか?手の感覚はありますか?爪は硬く厚いですか?
もし、これらに一個でも「はい」があったら自分で爪を切ることに拘らなくても良いかもしれません。ご家族や訪問看護師、爪切りをしてくれるサロンなどをうまく活かしていただくことで安全な爪切りが行えます。お肉まで切ってしまった経験者は実際かなり多いのです。
②爪が横に向かって生えていたり、上に向いて生えていたり、とても厚かったり・・・の時もどなたかにご相談してみませんか?もしかしたら、使いやすい道具を紹介してもらえたり、上手な人がコツを教えてくれるかもしれません。よく使われている「爪切り」以外にヤスリやニッパーなど便利なものがあります。使い方には注意が必要です。
皮膚:
①観察しましょう!足の色や温度。「何か変」「おかしい」などいつもと違うなど変化に気づいたら自己判断しないで掛かり付け医へ相談です。
②毎日保湿しましょう!特に忘れやすいのが足の裏です。保湿によって柔らかい皮膚を保てますのでタコや角質の硬化の悪化予防にもなります。
③起きている時でも時々足首を動かしたり、おろしてある足を腰と同じかまたは近い高さに上げてみましょう!
④タコや魚の目、角質の肥厚があったら、無意識に歩行のバランスが崩さないためにも
痛くなる前にケアを受けることをお勧めします。
関節:
無理のない範囲で入浴後などにストレッチが行えると、今を維持しさらに固くなることを予防できます。
例えば足趾と自分の手の指を組ませて足趾を反らせたり、足首を回したりというのもとても大切です。(他にももっとあります)。
痛みがある場合は決して無理をせず、かかりつけ医と相談しながら悪化を防ぎ現場を維持しましょう。
私の足は◯◯なんです
「足って大切でしょう?」そうおっしゃって相談にこられた80歳代の女性。
年齢を重ね骨粗しょう症で腰椎圧迫骨折の既往もあって、健康への不安を抱えながら自分なりにおうちケアとして毎日足首を回したり、踵あげをしたり、足趾をマッサージしたりしているとのことでした。
ご自分の足はどうなのか、今のお手入れでよいのか不安になって相談を受けました。
足を拝見すると、むくみもなく関節も柔らかい状態でした。そして、ご自分の足の状態を言葉で伝えられるほどよく観察しておられたのです!これは何よりも素晴らしいことです。
普段の状態をご自分で知っていれば、変化に気付きやすいからです。変化に気づければその原因を考え対策にも行動がつながってきます。
糖尿病などの疾患を抱えている方には病院でも「毎日足を見て観察して」と声をかけます。私はこの事例を通して病気がなくても毎日足を見ることが自分の足を守ることだけでなく健康を守ることを意味する重要な行為なのだと改めて気づかされました。
自分だけで解決させなくていい
年齢を重ねると、足も変化し細かな配慮や目配りが重要になります。
最近では私のように足を専門にしているサロンも増えてきました。医療や福祉と併せて、身の回りにある専門的知識をもった資源をうまくご利用いただくこともとても必要です。
世界第1位の長寿国家の日本は足病医のいない国でもあります。
本当はとても深い知識を要しますから、1人で解決させる必要はありません。ぜひ、一人で悩まずに周囲の方に声をかけて大切な足を一緒に守ってもらいましょう!
最後までお読みいただきましてありがとうございました( ^ω^ )!
感謝の気持ちを忘れずに、こころ豊かに人生を生き切りたいし、いつでも会いたい人に会いに行ける体でいたい。
でも、もし足にトラブルがあったら?願いは願いのまま・・・かも。なので、このブログを通して1人でも多くの方と一緒に実現できたら嬉しいです‼︎
引き続き当ブログをお読みいただけたら飛んで喜びます♪
🦶サロンやセミナーも随時開催中。コメントやご感想、お問い合わせもなどもお待ちしております❤︎
さらに詳しい内容はこちらのHPまで
♦︎ちーさん本名:木嶋千枝(きじまちえ)
♦︎資格:正看護師・日本慢性疾患看護専門看護師・日本認定心理士・日本糖尿病療養指導士
♦︎現職:Abeby代表/大誠会内田病院非常勤/群馬大学大院非常勤講師/高崎市医師会看護学校非常勤講師
群馬大学臨床教授・日本慢性看護学会評議委員・日本糖尿病教育看護学会研究査読委員
◉ぐんま足人の会発起人/JAGSS(日独小児靴学研究会受講修了
◉地域の出前講座(医療福祉関係者向け・高齢者向け・ママ向け)なども大好評でリピートいただいています😃
SNSやサロンイベントなどもご覧いただけたら嬉しいです^ ^
今日という日がいい1日でありますように!
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