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a=Aひとつが正解?人の数だけいろいろな考えと正解がある

足のこと

仕事がスムーズにいかない⤵️うまく伝わらない⤵️。

そんなときありますよね。背景には様々なコミュニケーションエラーが考えられます。

特に最近、多職種が多く関わるケースが増え、言葉の解釈の違いをよく感じます。当人たちはその「言葉の解釈のズレ」「言葉の定義の違い」が生じていることに気づかないままズレた会話を続けて・・・「言ったよね💢」なんてことも💧。

この記事では医療や福祉の現場における多職種が関わる中で生じ易い、言葉の定義の違いについて一緒に考えていきたいと思います。ぜひ最後までお読み頂き、コミュニケーションエラーを防いで気持ちよく働く一助になったら嬉しいです☺️

a=Aが正解と思っているのはあなただけかも!言葉の意味は実はいろいろ

話をしていると、「世界にはa=Aしか答えはない」

これが世界共通認識だ〜!と言わんばかりの強い固定概念を持った方が時々います。

同様に、a=A’ これが普通だと思い込んでいる人もいます。この2人が会話したとすると、Aという考えとA’という考え、2つの微妙な違いがズレとして生じます。

 

この2人、どちらも答えはひとつだと信じ切っていますので、「ワタシが思うaってこういうものだよ。あなたの思うaは?」というようなすり合わせや確認行動に至り難く、問題が生じたときに初めて概念のズレに気づくケースが少なくありません。

 

現代は時代の変化も早く、価値観も多様化しています。

 

違うことが当然。

同じ言葉を使用していてもその概念や意味は違う可能性が高い、そう認識して行動できる視野と余裕をもちたいものです。

職業の違いは役割の違い:知識、捉え方や優先順位までも様々

コミュニケーションエラーってインシデント・アクシデントとも関係していたわよね

そうなんです。

安全に医療やケアを提供するためにはなくしたいもののひとつです

自分にとってあまりにも当たり前になってるものって

みんなにとっても当たり前だと勘違いしやすいかもしれないわね。

はい、似たケースで同じ職種間ではツーと言えばカーくらい通じ合えることも職種が変われば通じにくくなります。説明までしなくてはならないことも多々あるでしょう。それは、ある意味自然なことですが心づもりをしていないと、伝わらないことに戸惑うかもしれませんね。

皆さんお分かりでしょうが、一緒に再確認しましょう☺️

職業が異なるということは、同じ医療従事者としてくくられますがそれぞれ特化した役割があります。学校で学んでいる時から特化した役割が果たせるように訓練されています。

医師・看護師・栄養士・検査技師・PT・OT・ST・心理士・・・等。当然、職種によって関わる目的が皆異なるので、同じ現象を目にしても捉え方もアセスメントも同じはずがありませんよね。

 

このように、職種によるバックグランドが異なる上に個人の人生経験、職業人としての経験があるかないかによっても、概念や捉え方は変わってきます、ですから、同じ言葉であっても同じ意味で捉えているかどう捉えているかは確認なければわからないのです。

言葉の定義というと難しく感じるかもしれませんが、どういうこと(状態)を意味しているかは要になります。

 

そもそも、言葉に含まれる意味が同じだと思い込んでいること自体がヤバいかもしれません。

 

「足を洗う」も同じじゃない

以前のブログでも紹介したことがありますが、

「足を洗う」

この言葉を聞いて行動してもらったとすっると、実はみんな違う洗い方をするのです。まだ読んでない方は合わせて読んでもらうことで理解が一層深まるのでお勧めです!

 

石鹸をつけて指の間や足の裏までゴシゴシする方もいれば、お湯を流して甲の辺りを少し擦っておしまい。いろいろな「足を洗う」の概念があることを感じます。

「洗う」ってとても身近な言葉でよく使います。その言葉ですらこれだけの違いがあるのです。同じ言葉からイメージするものや行動は少しずつ違うんですね〜

 

患者さん達から教えてもらいました😆

a=Aが正解と思っているのはあなただけかも!a=A’ やa=A’’もある

昨今、多職種連携なくては医療現場も福祉の現場もまわりません。

このときにわたし達が忘れてはいけないこと。それは、

職種が異なるということは、学んでいる目的やその内容も異なるんだということ。

同じ職種であっても、どういった立場で患者さんとどんな距離感かによっても同じ状況をどう捉えるかは異なります。

多職種間におけるズレを最小限にすることは、患者さんにとっても重要なことであり、私たち自身のためでもあります。

a=A’ やa=A’’と微妙に違う答えが仲間の中にあることを知って、自分が考えるa=AはA’やA’’の中の一つでしかないのです。

抽象的な表現は便利ですが、コミュニケーションエラーをなくすためにはA’やA’’ではなくAで統一できるように具体的に確認するプロセスが重要です。

まとめ

「私はこう思うけど、みんなはどうかな?」この発想だけで随分違います。

 

方法、答えはこれが正解なんだという思い込みは人生においても損してしまうことが少なくありません。

 

より豊かに、違いを楽しみながら必要性に応じて言葉の定義や概念を仲間内でズレがないように明確にしておくことも有効です。

さらに、何か違和感がある時は言葉の定義がずれているケースが少なくありません。

「〇〇さんの言ってるaを教えて?」と勇気をだして教えてもらうことも重要です。ズレが明確になれば、修正することにもステップアップできます。

患者さんやご家族のためにも、私たち自身のためにも、皆が違って当たり前の前提のもとにズレを最小限にしていけるいいなと思います。

今日という日がいい1日でありますように!

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