冷え性って、仕事や読書をしていても集中しにくかったり、思ったように眠れなかったり、生理不順や血圧上昇にまで関係してかなり辛い。まさに生活の質に影響しています。ただ、多くの方が暖房機材や着衣で対応されていて、実は対症療法にしかなっていないのです。冷えやすい体から根本的に脱却できれば、暖房機材も着衣も不要になります。この記事を読むと、どうしたら冷えにくい身体になるのかが具体的にわかるので、すぐに取り組めます。ぜひ、一緒にやりながら最後までお読みください。
冷え性は靴下を何毎重ねても改善しない
エアコンで冷える時期が過ぎ去ったと思えば
街中のイチョウに目を奪われる季節の夜は気温が下がっきて手足先が冷たい、ということはあるあるではないでしょうか。
手足の冷えは、体の代謝量の減少や自律神経の乱れ・血流の悪さ等原因です。
靴下を何毎も重ねて履いて対策をしている方がいませんか?締め付けが緩い繊維の靴下であっても重ねることで足にかかる圧は思っている以上に強くなります。そのため、靴下の重ね履きは血流を悪い状態にしてしまって、一層血流悪化をまく危険性が高いのです。その結果、血行が悪いのでさらに冷えてしまうのです。
冷えは結果
外気が冷たいことで冷えると生じたと思われがち。しかし、本当にそうなのでしょうか。外気とともに冷たくなりやすいのは自然ですが、なかなか温まらないとか冷たくなったままといのは外気だけが問題ではない可能性が高いです。
様々なことが絡み合って身体が冷えやすく暖まりにくい状態になった結果と考えると対策を考えやすいです。
今回は身体に着目します。
気温が下がると?身体のしくみについて
そもそも、気温が下がるとどうして冷えるのでしょう?
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そんなの当たり前じゃないっすか⁉︎
気温が低いところだと、体温が奪われるからでしょ〜
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さすがですね!そのとおりです。
では、体温が奪われてるのに体温が一定以下にはならないのは、どうしてかわかりますか?
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ゔっ、昔、習ったような気もするな。
血管が収縮して・・・◯✖️△・・・😓
からだの仕組み
気温が低いと、身体の血管がキューっと収縮して血液の流れが悪くなります。体の温度が外に逃げて必要以上に体温が下がり過ぎないようにするための身体防衛反応です。
さらに、「寒い」と感じる環境に身を置き続けると、震えてきます。これも、身体を震わせることで熱を産生しているのです。筋肉が動くと効率よく多くの熱が発生します。医学専門用語で「シバリング」という言葉があるくらい大切な不随意運動なのです。
「原因」は何だ?じぶんのからだとの対話
最近、運動やストレッチってどのくらいできていますか?その量で足りているでしょうか?
もし、このような項目に該当したら何か追加してもいい目安です。体からきちんとサインがでていますので、見逃さずに目を逸らさずに受けてあげましょう*もし、何らかのご病気がおありの方は必ず医師の指示に沿ってください。
- 体が硬くて少し動かすとバキバキ音がする。
- 肩や首が凝る。
- アキレス腱が硬くなってきた
- 便秘気味
- むくみやすい
一つでも当てはまる方はストレッチや運動が十分と言えません。
精神的に過負荷にならない範囲で、気持ち良さを感じられること大切!!!体の緊張がほぐれリラックスすると、副交感神経が優位になって来ますので血行がよくなり睡眠の質改善まで期待できます。
冷え性の方の多くが筋肉量がとても少ない傾向があります。太っているか痩せているかとは別物で筋肉がどれだけ付いていて、動かしているか意識して欲しい点です。
冷え改善おすすめストレッチ&軽トレーニング 3選
カチカチに硬くなった首や背中からほぐして血流改善と熱を作り出す筋肉に働いてもらいましょう。そして、「一回やったから冷え性が改善する」といった魔法は残念ながらかけられません。冷えにくい体づくりを始めると思って取り組んでもらえたらと思います。
この記事ではお勧めの中から、厳選したものをピックアップしてご紹介します!ぜひ、一緒にやってみましょう!!
その1.足のマッサージ
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足のマッサージはたくさんの種類があります。その中から選んだ理由は、足の趾(ゆび)はお風呂で洗う時以外にほどんど触る機会がないためです。
足の先が冷えると「冷たい」と感じやすいですし、歩行において趾の動きは非常に重要なので選びました。写真は趾の前後を挟んでますが、趾を左右から挟むように揉むのもぜひセットで実施していただくと、効果抜群です。
❶趾のできるだけ付け根部分を趾の前後から挟みます。
❷自身の手の指で押す、または押し揉むように圧を加えます。押す位置を少しずつ爪先のほうに移動させていきます。5〜10秒くらいかけてつま先に移動できると良いです。
❸爪の上を押しすぎないようご注意ください。爪の生えきわの皮膚にオイルなどをつけて優しくマッサージすると爪がきれいに整いやすいですよ!
その2.体幹のストレッチ
❶仰向けに寝ます。半分に折って丸めめたバスタオルを背中の下に(背骨と平行)置きます。(もし、ストレッチポールがある方はストレッチポールがお勧め❤︎)
❷胸が反るような姿勢になります。それで正解です。このままゆっくり深呼吸をします
❸息を大きく吸いながら両手を頭上へゆっくり持ち上げ指を組みます。
❹上まで伸びきったら息を深く吐きながら両手を横に広げていくように 下へ降ろします。
*仰向けで膝を立てて、タオル(ポール)を背骨に直角になるように置いて背中を転がすのも痛気持ち良いですよ〜
その3.筋トレ
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❶壁に軽く手を置き肩幅より少し狭いくらいに広げて立ちます
❷背すじを伸ばしたまま踵をゆっくり上げます。足元を見ないで顔は前を向きます。
❸踵をあげきったら、ゆっくり下げます。踵が床に着かないところで止めて❷に戻ります。
❹手にはできるだけ体重がかからない方が良いです。
10 回を目安に実施しましょう。
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余裕がある人は片足ずつやってみて!
まとめ:大切なのは続けること
長い期間かけて出来上がった身体によって、冷えやすい体になっています。冷えない体にするにも当然時間がかかります。記事内でご紹介した他にも、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるとか、体を温める食べ物などもマスコミで取り上げられています。
どの方法が良いか、という方法論につい目が向きがちですが冷え性改善の本質。それは、冷えにくい熱を発散する体を手に入れることではないでしょうか。
できることから、コツコツとしっかり積み重ねることで、膝掛けや靴下の重ね履きともサヨナラできるよう一緒に続けましょう!
今日という日がいい1日でありますように!
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