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「こども靴はお下がりでも」もしこう思ってたら緊急事態⁉︎あさがりの靴のキケン

子どもの足育

子供の成長って、ビックリするくらい早いです。特に、靴は年に何度もサイズアウトした経験がある方もいらっしゃることでしょう。そうすると、「すぐサイズアウトするんだしお下がりで十分」と思いたくなるかもしれません。

実は、靴のお下がりはお子さんの足や健康を考えた時、いいことが一つもないことを知っていましたか?この記事では、どうしてお下がりの靴はNGなのか、お下がりの靴を履くとどんな影響があるのかを中心にご紹介します。

各ご家庭毎に優先する事項は違っています。お子さんが多かったり、みんな違いますよね。ですので、絶対NGと言いたいですが言いません。ただ、今後、迷うことがあったら参考にしていだだきたい、そんな気持ちで書きました。

ぜひ最後までお読み頂き、お子さんの未来につなげる選択肢を手に入れてください。

お下がりの靴は履かせてもよいの???

折り返しのベルクロ&踵幅狭めでGOODな靴

お下がりの靴はNGです。

子供の成長は早く、靴が痛む前にサイズアウトすることがほとんど。そのまま捨てるにはもったいないと感じるかもしれません

よく「2.3回しか履いてないのだから、いいでしょう?」とおっしゃる親御さんもいらっしゃいます。もちろん、最終的に判断するのは保育者の方々です。

ほんの1時間でも履き癖がつくという方もいるくらいです。

何を優先しますか

ーお財布事情?

ー子供の健康?

ー子供が好きなキャラを身につける満足感?

こどもの健やかな成長・発達・健康な足を考えた時、靴は個々の消耗品と思っていただくといいかもしれません。

どんな影響があるのか?

この後ご紹介していきます。

なぜ、お下がりがNGなの?

靴にはクセが移る

『なくて七癖』という言葉もあるくらい歩行や立ち方にもそれぞれのクセがあります。さらに、性別、体格(筋肉や脂肪の付き方)、骨格、運動量は皆異なります。たとえ、そっくりな体型の方がいても、足の運び方や重心が違えばアウトソールの減り方など全く異なるでしょう。

特に日本の靴は踵周囲も柔らかめで支持性が乏しいことが少なくないため、荷重に伴って形が変わりやすい小児履が多いです。さらに履き口、かかと幅も大きく広く作られている傾向があります。そのため、履きクセがつきやすい特徴があります。

靴に移った履きクセは、おさがり靴を履いた人に影響を及ぼすのです。

子供の足は形成過程

まれた時は骨が未完成で、ほぼ軟骨で構成されています。その足を脂肪層が覆って保護している状態。つまり、とても柔らかく外的影響を受けやすいのが子供の足の特徴なのです。

例えば、👇写真の子供の足首が内側に少し傾いていて若干内股なのが分かりますか?もし、この子の靴のお下がりを履いたら・・・靴が内側に倒れる癖が付いていればお下がりを履いたお子さんの足には、内側に倒れたがる外力が足にかかることが予測されます。

写真は5歳の男児。歩き出しの頃と違って、外遊びも大好きでだいぶしっかりしてきたように見えます。もし、この子の靴を誰かが履くとしたら、その子供は当然同世代。しっかりしてきたようでも、まだまだ14歳頃までは外的影響を受け続けるのです。

兄弟であっても別人

もし、顔がよく似ている兄弟、双子であっても足の大きさや形、体重などの体格が異なります。

子どもの足は12~14歳くらいまでかけて作っている途中です。出来上がってる大人の足と違ってとても柔らかく、外部からの刺激で簡単に成長や発達が阻害されてしまうのです。

そうはいってもね

けっこうお高かったんですよ💧

全然痛んでないし、なかなか決断が・・・

そうですよね。

思い入れもあったりすると尚更だと思います。そんな時は、ぜひご自分も誰かの靴をお借りして履いてみてください。同じ靴だとしても『履き心地』が全く違って「気持ち悪い」感覚があるはず。

気持ち悪い感覚でお子さんは楽しく歩けるでしょうか

気持ち悪い感覚でお子さんは遊んでいられるでしょうか

想像してみませんか?

お下がりの靴を履かせるとこんな影響が⁉︎

お下がりの靴は成長や発達に影響がある」と一言でいっても様々なことがあります。

足の骨の変形・足の趾(ゆび)の変形・踵の内倒れや外倒れなどです。

お下がりの靴に履き癖がついていると、そのクセが外力となって本来の立ち方や歩き方を阻害します。極端なことを言えば、真っ直ぐ立っていたのに、お下がりの靴を履いたら内股っぽい歩き方になったり。立っている重心が変わったり。

延長線上には非効率的な運動動作によって、疲れやすいとか足が痛いとかで抱っこばかりになったり。転びやすくなったり。運動嫌いだったり。

さらに、子供の頃に身につけた癖は、大人になってもなかなか治すのは簡単ではないものです。

また、子供は大人が自分にどう対峙するかで自身の価値を見定めることがあります。同様に、大切な保育者が自分の足や靴をどう位置付けているかの姿勢を通して、自分の足(身体)や靴を大切にすべきが推し量ります。

育同様、健康な体を作る基礎となる足は子供の頃作っているのです。子供の頃に構成した足で一生過ごさなければなりません。お子様の足は大人になってから取り替えることができないのです

今だけを捉えるか、子供の将来も含めて長期的に捉えるか、保育者として重要な選択です。

どうしたらいいの?

ここまで読んでくれた方はもうお分かりですね。

もったいないな・・・。

そう思っても履いた靴はあげない、もらわない

知り合いから「まだ綺麗だから履く?」なんて声をかけられると「いらない」とは言いにくいものです。いただいた後も「せっかくだし」「〇〇さんから頂いたし」となかなか捨てにくいのではないでしょうか。

靴は個々の消耗品。

「綺麗だから履くかな」というお気遣いが仇にならないように、配慮したいものです。

まとめ

どんな足の未来を描きますか

お下がりの靴の影響をご理解いただけたでしょうか。

子供の足は今作られている最中です。保護者のかたはぜひ『何を優先するか』を話し合ってみて頂きたいと思います。

保育者がどう考え行動するか。

子供たちは、大人の接し方を通して自分の位置づけを推測します。同様に、大人自分の足や靴に対する姿勢から自分の「足」や「靴」の重要性を判断しています。自分の足は大切なものか、そうでないか。私は、多くの大人の足を看た経験から思うことがあります。自分の「足を大切にする」意識がとても低い方がどれほど多いことか。

何を優先するか、優先しなくてはいけないかはタイミングや状況によって変化すると私は思います。

もし、どうしても健康を最優先にできない時、十分な配慮とフォローをしてあげて欲しいと強く願います。

保育者として愛する子供たちの未来のために。大切な大切なのために。一緒に取り組んでいきましょう!!!

今日という日がいい1日でありますように!

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