外反母趾って何?もし、そう質問されたらどう答えますか?様々な研究をもとにサク祭された外反母趾ガイドラインというものがあります。この記事では、ガイドラインを基に外反母趾についてまとめました。実は、外反母趾って足(足部)全体の問題だったんです!最後までお読みいただき、自分の足に興味を持っていただけたら嬉しいです。
骨の出っ張りがひどくならないように
外反母趾とは
外反母趾って足の親指の付け根の骨が出っ張ってるイメージです
そのとおり!
本来は真っ直ぐのはずの関節部分が曲がっているんですね☝️
外反母趾とは、母趾MTP関節で母趾が外反した変形で20度以上曲がった状態をいい、診断名となります。
特徴は、
❶第1中右足骨内反
❷母趾MTP関節部の突出
❸母趾の基節骨の外転、回内変形
❹開帳足
何を言ってるのやら難しい専門用語が並びました。簡単にいってしまうと、足のアーチが潰れて足の親指が指の付け根の関節から人差し側に20度以上傾いた状態と思ってください。ただ、単に骨が出っ張ったところだけの問題ではなく、足部全体に問題が生じています。
外反母趾って・・・?
ガイドラインにも「断定できるものはなかった」と記されています。外反母趾は、一つの原因によるものではなく、それぞれの要因が合わさって発症しているのです。
解剖学的原因には、扁平足や開帳足変形、第1中足骨内反、TMT関節不安定性、足趾の長さ、全身性関節弛緩があります。かなり専門的になってみましたね💦。すごく端折ると、足関節や指の長さ、足のアーチが関係していると言えます。
悪化させない
関節の変形のため、一度変形してしまったらなかなか元には戻りません。そのため、発症させないような予防と悪化させない対策が重要です。
自分で行える取り組みとして、靴の選び方&履き方、運動療法、などがあります。靴の選び方や履き方はこれまでにもご紹介してきまいした(下記参考リンク)。
今回の記事からもお分かりいただけるように、靴の選び方や履き方は足トラブルに大きく関係しています。ご自分の足にあった靴を丁寧に履くことは、先行投資とも言えます。
運動療法の詳細はあたらめてご紹介予定です!ぜひ、楽しみにしていてください。
最近ひどくなってきたんです
ちーさんは訪問フットケアでご自宅に伺うことがあります。
外反母趾の方のご依頼理由で多いのが「タコ」「魚の目」「巻き爪(爪変形)」「最近ひどくなってきた」です。
ご自分で足の変形がひどくなってきたことに気付いて『不安』になっていらっしゃることがわかります。外反母趾は見た目、痛み、歩行、バランス、踏ん張り、靴の選択肢縮少など生活や活動に影響を及ぼしています。
しかし、意外かも知れませんが不安やストレスといった精神的な影響も少なくありません。
″骨がちょっと出っ張っている″
″靴が当たって痛い″
この事実は体からの大切なサインです。たいして気にしないでいられる時に、立ち止まり対策することが重要です。あなたの体が何をサインとして示しているのでしょうか。
結論
外反母趾は、足部全体の影響と、複合的要因によって発症する関節の変形でした。
痛みなど「不便」や「苦痛」を感じてからでは取り返しがつかないことも。子供の頃から発症していることも言及されていました。子供がどんな靴をどのように履くかは親にも責任があります。
ご自身のため、大切な方々のためにも大切な足を見たり触れたり意識を向けること!
『骨が出っ張っている』体のサインを見逃さず、気に留めること!
きちんと受け止めて対策することがあしたの足、未来の自分にリレーしていきます。
まとめ
本文では触れませんでしたが、外反母趾は整形外科で保険適応で靴製作可能になるケースがあります。市販の靴では履ける靴がなくご苦労している方は相談してみるのも良いかも知れません。デメリットは、デザインが限られることや、何度か受診すること(1回の受診で靴を持って帰れない)、保険適応で作れる頻度が決まっている点です。
また、外反母趾では補正具を使用したりや手術するケースもあります。しかし、補正具を使ったり手術したりしても外反母趾の誘引がそのままだったら・・・?考えるとちょっと怖くなります😃同じことの繰り返しになりかねません。
「体のサインをどう受け止めるか」は、足に限らずとっても重要です。様々な情報が手に入る現代、一般的に人は自分に都合の良い情報を信じようとする傾向があります。「おかしいな」「あれっ」と感じたら、専門家に相談してみてはいかがでしょう。
今日という日がいい1日でありますように!
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