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医療現場でフットケアの必要性〜看護師がフットケアを行う意義〜CNSのつぶやき

足のこと

フットケアと聞いて「美容」「マッサージ」もしくは「ただの爪切り」そう思っていませんか?もし、そうだとすると医療や福祉の現場にフットケアは不要かもしれません。実は、フットケアはただ足をキレイにする行為ではないのです。医療や福祉の現場で看護師がなぜフットケアを行うのか、その意義をまとめました。全国でフットケアを行っているナースは増えてきましたが、まだ少数です。ぜひ最後までお読みいただき、フットケアに携わるナースを応援していただけたら嬉しいです!

足を守ることは生活の質QOLやADLに大きく関わってくる

自分の足で歩いてどこへでも行けていた、自分の好きなときにトイレに行けていた、でもいつしか思うように足が動かなくなり歩くことが思うようにできなくなった。その結果、生きる気力まで失ってしまった。

このようなケースに遭遇したことはありませんか。もしくは、大切なご家族で経験したことはないでしょうか?

わかる気がするわ。

足が歩けなくなると何にもできなくなっちゃうものね・・・。

トイレだってお世話にならないとならないって、

想像しただけで嫌だわ

僕なんか想像すらつきません。

若い方はそうよね。

足はね、好きなところに連れて行ってくれるだけでなくって、

自分らしく生きることの基盤っていうのかしら。

そういう役割を担っているのよ。

なるほど〜。では、「歩けない」ということは、

つまり自分らしさを失うっていうことになり得っていうことですか?

奥が深いんですね。

イメージがつきにくいでしょうけど・・・。そういうことね。

若い方も大切にしてほしいわ

身体は年齢とともに変化します。さらに、病気を抱えていることでトラブルが生じやすい状態にもなります。

例えば

ー足の変形

ー巻き爪の痛み

ータコ(胼胝)や魚の目

ー感覚の低下

ー血流の以上

ー足の潰瘍・壊疽

ー下肢の切断・・・等

これらのトラブルを防ぎ、「健康な足」を守ること、自分らしく生きることを支えるために、医療者がフットケアを行う必要があります

生活家族背景、健康状態、生活習慣、病気体験、生きる目的(療養の目的)、経済面、役割、自尊心、自己効力感・・・等と併せて足を捉え、少しでも長く自分の健康な足で歩いていけるよう関わらせてもらうこと。それが、予防・早期発見・早期治療に繋げる第一歩になります。

足部の状態が転倒とも関連していることが明らかにされています。健康寿命にも足は影響しているのです。

そのため、QOL・ADLの低下を防ぎ自分らしく過ごす時間を長く保つために、ご本人ご家族それぞれの精神的経済的身体的負担を軽減するためにもフットケアは重要なケアの一つと考えます。

厚生労働省による診療報酬算定

中央社会保険医療協議会 総会(第 435 回) 議事次第より引用

厚生労働大臣より、以下に示す2つの糖尿病合併症管理料と下肢末梢動脈疾患指導管理加算がフットケア・足に関する診療報酬として設けられています。

前者の糖尿病合併症管理料は算定回数や算定対象として認可されている施設数が厚生労働省によって示されていました。年々増え関心が高まっていることがわかります。この、糖尿病合併症管理料は専任の常勤医師又は当該医師の指示を受けた専任の看護師が、対象患者に対し、爪甲切除(陥入爪、肥厚爪又は爪白癬等に対して麻酔を要しないで行うもの)、角質除去、足浴等を必要に応じて実施するとともに、足の状態の観察方法、足の清潔・爪切り等の足のセルフケア方法、正しい靴の選択方法についての指導を行った場合に算定しています。

🦶糖尿病合併症管理料:
次に掲げるいずれかを有する入院中の患者以外の患者(通院する患者のことをいい、在宅での療養を行う患者を除く。)
ア 足潰瘍、足趾・下肢切断既往
イ 閉塞性動脈硬化症
ウ 糖尿病神経障害

🦶下肢末梢動脈疾患指導管理加算:
慢性維持透析患者の下肢末梢動脈疾患について、下肢の血流障害を適切に評価し、他の医療機関と連携して早期に治療を行うことを評価する。

ちょっとわかりにくいかもしれませんね。簡単に言ってしまうと、「国民の下肢の切断を予防するために国も受けた基準を満たして取り組んだ施設には診療報酬(お金)を支払いましょ」ということです。

ここまでで国としても力を注いでいることがご理解いただけたと思います。

しかし、「診療報酬」はなかり対象車が限定しているので切断などの最悪のケース(切断)を避ける対策にしかみえてなりません。対象になる方々は氷山の一角で生活に支障を感じたり不便を感じ困っている多くの方がいます。

ちーさんとしては、今の加算対象になるもっと前から広く関心を持っていただけたらというのが本音。ただ、国としてできることは限界があります。そこで、学会の動きをご紹介します。

日本フットケア・足病医学会では、医療従事者にかかわらず足や靴に従事する方々によって構成されている学会です。こちらでは、昨年子供の足にも目を向けてワーキンググループが立ち上がり、活動が始まりました!

は歩き始める子供から大きな病気を抱えていない高齢者、いわゆる老若男女重要です。学会での動きは大きな意味をもちますので、とても期待しています。私もなんらかの形で一助となれたらと考えています。

医療現場で看護師がフットケアを実施する意義

足が取り返しのつかない「切断」は、多くが複数の要因が重複したときです。しかし、一般の方はそれぞれの要因を結びつけて考えることは難しく、別々の問題と捉えることが多いです。要は、それぞれの要因が点として存在している状態です。

勘のいい人はもうおわかりかまもしれません。

年齢・性別・疾患・機能などの身体、趣味・仕事・家庭環境・習慣などの社会的環境、心理など、対象を包括的に捉え、様々な角度からアセスメントが求められます。私たちは包括的に捉え、点を線につなげて複雑な相関性も捉えることができます。

フットケアは足だけを看るのではありません。足から「全身」、足から「ひと」「人生」を捉えアプローチします。患者さんのどんな状態をゴールに、何のためにどんなプランを計画していくか。人生や健康においておこりることを推測しながら、今をどのように位置づけフットケアの意味を見出すか。

年齢や疾患に伴う身体的変化を患者さんと情報をシェアし、すり合わせ、療養に伴う全身状態が患者さんの点であれば線にして、現状と過去、未来とが結びつくよう手助けすることが必要です。

 

私たちが、足に関心を向け大切にケアすることによって、患者さんの足への意識が変わり、足を守るだけではなく自身を大切にことにもつながります

看護師が行うフットケアの意義、伝わったでしょうか。

フットケアから全身状態の向上、さらにはADLやQOLの向上、自分らしい生き方へ。

結論:医療福祉の現場でフットケアは重要

医療福祉の現場でなぜフットケアが必要なのか。それは、足を守ることは生活の質QOLやADLに大きく関わってくるからです。

足は様々な要素が関連して今の状態になっています。そのため、フットケアのスキルだけでなく信頼関係を築けることや包括的に捉える視点、全身状態との関連をアセスメントし根拠に基づいてアセスメントすることが必要です。

患者さんの全身状態の向上にむけた療養支援、転倒予防の一端としても、フットケアは必要なのです。

まとめ

これまで、ちーさんの記事を読んでくださった方でフットケアに携わっていなかった方にとっての「なぜ?」についてまとめました。一つ勘違いしないでいただきたいのは「美容」のフットケアや様々な観点でのフットケアはとてもありがたいし、嬉しい環境に感じます。

利用者が自由に選べることも、危険な足をみつけられる方が多くいることは掛け替えのない財産だからです。

大切なのは、それぞれの役割を認識し、認め合い、必要時にスムーズに相談できたり連携できる体制ではないでしょうか。困ってる方々が「どこに行ったら良いか」迷うことや、「たらい回しにされた」ということがないよう繋がっていきたいものです。

また、医療福祉の現場でフットケアについてよく知らなかった方々もいらっしゃると思います。フットケアへのご理解とご協力をいただけたらうれしいです。

今日という日がいい1日でありますように!

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