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〇〇は爪切りがしにくくなってきてからでは遅い⁉︎

足のこと

フットケアに携わっていて、ご高齢者の皆さんからよく

自分で切っていた頃はこんなに伸ばしたことはないんだけど・・・」と言う言葉を耳にします。

自分で切れなくなってからは長くなっても切れないことが感じ取れます。頼まれる立場のみなさんはどう感じますか。

しょうがない?かわいそう?いかがでしょう。

この記事では、身体や爪が変わってくる高齢者が自分で爪切りできる状態を目指す事とともに周りで携わる私たちが意識していくことの重要性についてまとめています。

ぜひ最後までお読みいただき生活や支援に活かしていただけたら嬉しいです❗️

 

爪切りがしにくくなってきてからでは遅い⁉︎こんな影響があるなんて!

私はよく自分で実験します😆

例えば「足の爪が伸びて切りたい」と感じてからも切らずに我慢して、爪を切れないとどンな感じがするのか、どんなことが起きるのか。

 

この実験。結果的にどうなったかというと、

感覚的には、靴下や靴で爪が圧迫されてて足趾の違和感が続いていました。指が上から押されているような感覚です。さらに違和感のある足趾の方にはなんとなく体重をかけたくない感じがしました。

客観的には、爪自体も変化しました。もともと正常で全体が爪溝際が茶色く爪床から離れて浮いた状態になってしまいました(下写真赤丸部分)。

汚い足をごめんなさ〜い

 もともとは全体的に綺麗なピンク色だった爪です。

切るタイミングをのがしただけで、これだけ変化しました。そのうえ、母趾爪溝の内側は軽度の発赤もありますね😅

それだけ爪や母趾への影響があることが見て取れます。

爪や母趾へ普段とは異なる負荷がかかっているということは、立位バランスや歩行バランス、歩容も変調していた可能性が考えられます。

私はその後、すぐに整爪したので、膝や腰など身体的影響には及びませんでしたが、長期間にわたることで本来の歩行とは異なる癖がついてしまい膝や腰が痛くなる原因にもなりかねません。

さらに、一般的に高齢者などで、爪が伸びると靴下などの衣類や布団に引っかかり易く爪剥がれの原因としていわれます。

 

しかし、それだけではありません。なんらかの不要な外力がかかり、爪の異常と関連しています。靴を履いた時、

ー靴にぶつかって痛いとか

ー自分の爪で自傷

なんて方もときどきいらっしゃると思います。

 

たかが爪。されど爪。

見た目以上に爪の延伸は身体への影響があります。踏ん張る力が低下したり、バランスが低下したりして、転倒のも繋がる要因になるのです。

 

爪切りができなくならないように柔軟性を維持する予防

もし難しい状況になったら、安全に爪切りを代行できる人が増えることが必要であり課題です。

爪切りができなくなる主な理由5つ

「当たり前にできていたことが、ある日突然できなくなる」

 実際そういったこともあります。

ただ、日本の死因平均寿命(資料参照)や実際の患者さんを見回すと自分の爪が急に切れなくなる方は比較的少ないことが考えられます。

 

では、なぜ自分で爪切りができなくなるのか。

考えられる主な理由5つを解説していきます。

 

 

加齢に伴い身体機能の変化

例えば、

・視力の低下

・手や足の感覚の低下

・柔軟性の低下:股関節・膝関節が硬くなると顕著です

(・肥満:身体機能とは言えませんが肥満によって手が届かない方が増えています)

左のように足の裏をくっつけるだけでも効果あります (必要な方は主治医へ実施の可否を確認してください)

「見えない」「どこを切ってるのかわからない」「手が届かない」「前に屈む(かがむ)のが大変」となります。

柔軟性などは意識の持ちようによって対策ができる一つですね。

 

爪そのものの変化

爪は皮膚と同じ〜でできています。そのため、年齢と共に質が変化します。

具体的には

・爪が厚くなる

・変形

・硬い

・ボロボロの爪

など、爪自体が変化することで「普通」に切れなくて困難感が増しています。

白癬菌感染

日本人の5人に1人は皮膚白癬10人に1人は爪白癬であることが明らかにされています。(中弥ほか:日臨皮会誌,26(1):27-36,2009.)

「白癬菌かゆくなるだけでしょ〜」

そう思われがちですがそうではありません。

白癬は、現在皮膚白癬があるか過去に皮膚白癬だった方にしか発生しません。

 

皮膚白癬がある方全員が爪白癬になるわけではありません。ただ、皮膚の爪白癬になってしまうと皮膚白癬以上に大変なんです💦

 

爪白癬になると、爪切りだけに着目しても

厚い爪になったり、爪床から浮いた状態になったり

普通の爪切りでは暑くて切ることが大変

どこまで切ったらいいかもわからない

普通に切ったつもりが爪が割れてしまった

 

さらに、爪自体がボロボロなので衣類などに引っかかりやすく、爪剥離などの原因にもなりやすいです。

生活習慣

3)にも通じますが、足の洗い方や保清概念がかなりバラツキがあります。

毎日、指の間まできれいに洗う方ばかりではありません。爪も伸びていても気にならない方もいらっしゃいます。

その場合は、周囲が声をかけて差し上げることや定期的にケアを行える環境が求められます。ご本人だけの教育ではなく、ご家族へも何を、いつして欲しいのか、その理由をお伝えすることやポイントを教育することも必要となります。

基礎疾患

「足に傷を作ったら大変」

医療機関で注意されると真面目な方ほど「傷つけちゃたらどうしよう」と不安』になって、自分で足の爪切りをすることを避けるかたもいます。

切ることで傷を作ることもありますが、切らないことで自傷や爪剥がれなどのリスクが高まり危険です。必要な時に必要なケアができる、ケアが受けられる必要があります。

 

ご紹介した様々な事柄が複雑に絡み合って、結果的に「今」自分ではできない状態に至っている方が多いのです。

 

転倒して骨折・・・。

傷ができて潰瘍・・・切断。

足を、生活を、人生を守りたい。そう願っています。

『転倒』を予防することも含めて爪切りは重要

爪の状態と転倒は深い関連が示されています。

 これまでに1)母趾の異常(外反母趾・陥入爪・肥厚爪・疼痛)の有無が「開眼片足立ち時間」や「足趾間力(親指と人差し指を寄せる力)」と報告されています

 

結果の一部を紹介すると、

母趾の外反母趾・陥入爪・肥厚爪・疼痛がある方はない方に比べて開眼片足立ち時間が有意に短い

したがって、母趾の外反母趾・陥入爪・肥厚爪・疼痛がある方はない方に比べて開眼片足立ちをしたときにバランスを崩しやすいことが考えられます。

さらに、陥入爪・肥厚爪・疼痛がある方はない方に比べて足趾間力が有意に低かったのです。

足趾間は足趾に加える力です。足趾で地面を掴む力にも匹敵し、歩行時にどのくらい足趾を使っているのか推測することにもなります。つまり、母趾陥入爪がある方はない方に比べて、歩行時に足趾を使わずに歩行している方が多いことが推測されます。

 

バランスを崩しやすいということは転倒につながります。

爪が伸びることで巻き爪や陥入爪ははさらに食い込み、痛みが生じたり痛みが悪化します。結果、歩容にも影響を及ぼします。

●引用文献●

1)Imai A,Takayama K,Yokozeki H,et al:Ingrown nails and pachyonchia of the great toes impair lower limb functions:Improvement of limb dysfunction by medical foot care.Int J Derm,50:215-220,2011

爪切りがしにくくなってきてからでは遅い⁉︎生活にこんなに影響があるんです。

爪が伸びただけで本来ならばかからない余計な力が外力としてかかり、爪の異常に導いています。そして、爪の以上は爪だけでなく歩行に影響を及ぼしています。

 

爪が伸びた状態で靴を履いた時、

ー靴にぶつかって痛いとか

ー自分の爪で自傷

なんてケースは迅速な「爪切り」「フットケア」が必要と言えます。

 

たかが爪。されど爪。

見た目以上に爪の延伸は身体への影響があります。踏ん張る力が低下したり、バランスが低下したりして、転倒のも繋がる要因になるのです。

 

爪が伸びた状態の影響の周知、さらに

爪切りができなくならないように柔軟性を維持する予防の指導、

爪切りができない方へのサポート環境を整えていくことが現在求められていてかつ課題と言えます。

まとめ

爪が伸びていても「爪」だけの問題として終わってしまい易い現状です。

体はつながっていて、爪だけの問題には留まらないのです。

 

転んで骨折してからでは取り返しがつきません。

ご自身の健康、身の回りの方々との大切な時間のために爪をなおざりにしないで大切にケアをしていただけたら嬉しいです。

Abeby フットケアナーシングプログラム「思いやりコース」では非医療者も方やハイリスクの足までは関わらない方向けです。危険な足の見極めも学べますので現場ですぐに活かせるのでオススメです❤︎

今日という日がいい1日でありますように!

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