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フットケア足病医学会行ったことある?ないならぜひ行ってみて❤️医療者じゃなくても参加可能!!!

Abeby(アベビー)

「医療は日進月歩」とよく耳にします。

しかし、靴のことや足の手入れって医療なの?美容なの?と迷いませんか。

実は日本では足の専門家(国家資格)はいません。そのため、どこが中心なのかという疑問にもつながってる背景があります。逆に、様々な方々が知っていて層が厚いのならばいいのですが、そうでもないのが現状。また、地域差も大きいです。

足や靴でご苦労されている方にとって、足や靴のことを一生懸命取り組んでいる方の力に少しでもなったら。そんな思いでこの記事をまとめました。ぜひ最後までお読みいただき、一人ではないことを感じていただけたら嬉しいです。

真剣に取り組んでる人たちがいる!研究もされている!!

2021年12月10日ー11日 神奈川県パシフィコ横浜ノースで第2回フットケア足病医学会学術集会が開催されました。そこでは、コロナ禍の募集だったにかかわらず110を超える演題(研究発表)が集まり発表されました。

学術集会では研究の発表だけでなく、様々な講演やシンポジウム、ハンズオンセミナー、ペネルディスカッションが催されます。この学会は、爪や胼胝のケア方法から足潰瘍治療まで下肢をテーマに幅広い内容で企画されている学会です。

歳を重ねても歩ける足を維持するために、頑張っている人たちがいます。足のことで悩んでいる方のお役に立てるように。皆一生懸命です。

欧米には足病医、日本では・・・?

足のトラブルがあると、何科なのか、どこに行ったらいいかとよく質問されます。

医療機関?爪サロン?

医療機関だとしたら・・・皮膚科・整形外科・形成・外科・内科・血管外科・循環器etc

 

実は、どこも正解です。正確に言うと間違いではないという表現が正しいです。

なぜなら、日本には「足」を専門的に診る人の国家資格はありません。

 

足の爪や胼胝・鶏眼・角質、靴の選び方やインソール、血液の流れ、足の骨、歩き方

それぞれの病気や習慣

をそれぞれの立場からいろいろな人たちがサポートしているのが現状なのです。

 

一見、似た状態でも元々のご病気や足の状態、活動量によっても治療やケアは異なります。そのため、それぞれが得意な部分の知識や技術を高めると同時に多職種のことを知り、どう連携していくかが重要になってきます。

 

そのため、このような学会に参加し情報をアップデートし、いろいろな方々と繋がることを大切にしています。

今年の学会テーマは『チームJAPANで紡ぐ下肢救済』しっくりくるテーマといえます。

 

多職種が繋がる

ぐんま足人の会

一番右がぐんま足人の会会長岡田医師(桐生厚生総合病院副院長)

多職種連携として、例を挙げると。手前味噌ですが、「ぐんま足人の会」があります。この会は。2019年に群馬県の有志によって結成しました。ちーさんはその発起人のひとり。群馬県は都心に比べ交通機関の不便さや山岳地域が多いため日本屈指の車社会です。成人の人数分車があるのは珍しくありません。

そのせいか、とても近い場所でも歩かずに車で向かうことが多く、歩行機会が少ないことが特徴です。歩く機会が少ないので、足や靴への関心も低く課題に感じています。

そこで、医師(皮膚科・内科)を筆頭に看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、義肢装具士、歯科口腔衛生士、地域連携士、ネイリストなど多業種・多職種の有志で立ち上げ、手弁当で活動をしています。

立ち上げ後、すぐにコロナ禍となってしまったこともあり現在はオンラインセミナー を中心に活動しています。環境に応じて来年(2022年)はリアルでの地元活動も考えています。

地域の方々の足を守るためには様々な職種が層を厚く、多角的に市民啓発や医療従事者の教育によって守っていきたいと考えています。

今回の学会でもぐんま足人の会として発表させていただくことができました。

回復期病棟入院患者の靴

ちーさんも1演題発表に漕ぎ着けました💦

入院患者さんの転倒と靴のフィット感の関係性を調べたものです。結果は、差がありませんでした。ただ、対象母数が少なかったので参考値としか言えませんが。。。

ひとつ想定外の意外な結果がでました。

調査項目には、入院中に履いていた靴をどなたが準備したのか、また購入したのか家から持ってきたのかも調べています。すると、家から持参していた方々の靴は入院を機に購入した方の方が靴に必要な捨て寸があり、家から持参された方の靴は足に対して有意に小さかったのです。

このような状況にも関わらず、理学療法士も看護師もそのまま履かせて生活やリハビリをしていることが問題であり、課題に感じます。

今は関心が低い足や靴においても、それぞれの立場で必要な知識をもってアセスメントし、連携することができるようにしていきたいものです。

足や靴のことで悩んでいる方

困っている方がいたら、おひとりで悩まないでください。

様々な立場の人が皆さんの足を守るために日々努力しています。だから、わかって欲しいとか我慢してとはいいません。もしかしたら、身近な医療者から繋げてもらえることもあります。ぜひ声をあげてみて欲しいのです。

足に関わる様々な職種、業種が繋がって住みやすい環境にしていくことが我々足に関わる人間にとっての課題のひとつです。医療従事者だけで抱えて解決を図ろうとするのも私は違うように感じます。必要とする方に必要とするものが届けられるよう、得意を活かして理解し繋がる努力をしなくてはならないでしょう。

まとめ

足や靴のことで困ってる方が、迷子になったりたらい回しにされることがない社会にしていかなくてはならないと感じます。一歩一歩ではありますが、志ある仲間とともに知識や技術を高めるとともに生活とのつながりの持ち方も大切にしています。ぐんま足人の会は完全手弁当で活動しています。

皆さんの応援が励みですので、応援よろしくお願いいたします。

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今日という日がいい1日でありますように!

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