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爪ヤスリって知ってますか;︎簡単&時短!それでいて効果絶大の足爪ケア

足のこと

「この爪、どこまでどうしたらいいんだろう」

迷う事あるのではないでしょうか。ただ、仕事も忙しくてじっくり時間も取れない。多くのナースがそんなジレンマを抱えてると思います。

この記事では、そんな中でもフットケアを実践するちょっとしたコツをまとめました。最後までお読みいただき、脱ジレンマ!していただけたら嬉しいです。

安全第一を念頭に、1回で終わらせようとしない

鳥のくちばし、巻貝、地層・・・いったいこれは何だ?と思ってしまう爪。キレイにして差し上げたい気持ちが溢れてくるかもしれません。

ただ、その思いは「あなた」の気持ち。患者さんに必要なのは、まず安全に痛みなく過ごせることだとしたら、美しくすることは少し後でも良いかもしれません。

最優先事項は、安全に痛みなくすごせることです。

痛みがないか

爪が厚いと靴下や靴が爪を押して爪囲炎を発症したり、痛みを伴うことがあります。また、爪の生え方によって、自分の爪が自分の体を傷つけてしまうことも。

痛みは嫌ですよね。生活の質(QOL)を低下させます。

痛みがあるようならば、最低限痛みを取れるようにケアします。赤く腫れていたり、熱をもっていたら放置せずに治療が必要です。医師の診察をうけましょう。

また、今痛みがなくとも次のケアまでの間に延びた爪が痛みを発生させないようケアをしましょう。例えば、厚さが痛みの原因であれば、厚い爪を少し削るだけでも違います。一気に削りすぎないことも重要です。

自傷しないか

どのように爪が生えているかをよく観察しましょう。

高齢者の足趾にできた傷は自傷が圧倒的に多いと感じます(ちーさんの主観)

爪が食い込んで傷を作ってしまったり、隣の指にぶつかって傷をつくってしまうことがあります。糖尿病や透析患者さん、下肢の血流が不良の場合はこのようなちょっとした傷から足潰瘍、壊疽へと発展してしまうことがあります。繰り返すようですが、次にケアする時までにどの位爪が延びて周囲に影響があるかないかをアセスメントしましょう。状況によって、ケアまでの期間を短くするなど対策が必要です。

引っかからないか

爪の表面、カット面、生え際などがギザギザしていたら、靴下などの衣類や毛布などが引っかかってしまいます。引っかかると、爪が割れたり剥がれてしまったりして、とても危険です。長さを整えることと同時に爪が引っかかることがないように滑らかにしましょう。

ヤスリで削ることで滑らかにできます。

もし、どのヤスリが良いか迷ってる方がいらしたら👇のヤスリはとても使いやすくお勧めです。ちーさん愛用品


爪は今のQOLを左右する

皆さんは、わずかでも爪が引っかかったりしたらどうしますか?すぐに整えるのではないでしょうか。

髪が伸びてきたらカットして整えるように、爪も伸びてきたら整えますよね。

 

しかし、

ー体が曲がらない

ー目が見えない

ー感覚が曖昧

ー爪が厚い

ー爪が変形してる

ー身なりに意識が向かない

などの理由から整えることができないと・・・。誰かに頼むか我慢するしかありません。

 

爪が整えられないと、痛くなったり、傷ができたりしますので、『歩く』こともおぼつきません。衣類が引っかかるだけでもその都度ストレスですが、痛みや傷が伴うと活動も思うようにいかなくなるのです。

爪が剥がれたんですかね?

高齢者の足を拝見していると、明らかに爪が何かに引っ掛かり剥がれかけた痕跡がたまにあります。といっても、その方が特別な行動をとったわけでもありません。

ただ、通常の入院生活を送っているだけ。

それにも関わらず剥がれてしまうのは、爪が延び過ぎているか爪が滑らかでなくギザギザ部分があって引っかかってしまった可能性が高いと言えます。なぜ、爪が剥がれたのかその原因を推測し、再度同様のことが起きないように対策します。高齢者ですと、爪がもろかったり、厚かったり様々です。何もしてなくても知らない間に引っ掛かりができて滑らかでなくなることはよくあります。

また、子供ならば活発なので衝撃で爪が割れることもよくあることでしょう。

患者さん(利用者さん)は皆さん既往歴・現病歴が異なりますし、足への意識も様々です。ご本人任せではなく、私たちが気づける意識を持つことは、安全を保つ上でとても大切に感じます。

結論

安全に痛みなく過ごせることは、人として最低限保たれるべき尊厳といえます。フットケアに使える時間と対象者を考え、1人ひとりにあったケアのゴール設定しましょう。最終ゴールと、今行うケアのゴールです。

足を整えることは歩行や転倒にも関連する要素。今優先して行うべきこと、後日でも支障がないものあるはずです。

1度で最終ゴールにできるとは限りません。今行うべき最低限ゴールは、安全性と安楽の重視!すべて自分で行う必要ありません。連携や協働のもとに皆でゴールを目指しましょう。

まとめ

爪や足は他者が見て感じる以上に本人は気になるものです。患者さんや利用者さんの爪を自分の爪だと置き換えて考えてください。

 

自分の爪だったら・・・

「こんなになる前に切っている」。そのくらい延びた爪の方少なくないのではないでしょうか。

 

多職種で協力しあいながら、自分らしく健やかに過ごせるようサポートしたい、そう思いながら携わっています。「忙しいからできない」から「忙しいけどできることは何か」と思考を変えてみてはいかがでしょう。

最初から「できない」と思っていたらできません。どうしたらできるのか、どんなことならできるのか一緒に考えてみましょう。

今日という日がいい1日でありますように!

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