「巻き爪が痛い!昨日は痛くなかったのに、今日は痛くて・・・」辛いですよね。昨日までは痛くないかったのに、何で?
実は靴下やパンストで足趾が圧迫されていることや靴が原因だったりします。この記事では、巻き爪の足趾の痛みが発症している方は症状が落ち着き、巻き爪だけど今のところ痛くない方には悪化しないように意外なポイントをご紹介しています。
ぜひ最後までお読みいただき、NGを知って巻き爪とうまく付き合っていただけたら嬉しいです。
靴下&パンストの下で巻き爪の足趾が圧迫されていたらNG
靴下やパンストで足趾の先が少しキツめかな?
なんとなく締まりがキツめかな?
そんな時は要注意!!!
そのまま放置しておくと、数時間後には巻き爪の痛みが発生したり、少しあった痛みが悪化したり、時には炎症を起こしてしまうことも。
今まで痛くなったことがなくても、外部からの圧迫や擦れなどの刺激によってトラブルが発生すこともあります。
さらに、靴を新しくした時や季節の変化に伴い生地の厚さの変化によって、足趾に対する刺激になることも少なくありませんので要注意!!!とくに寒い季節になって靴下が厚くなることでの刺激は見落とされやすいポイントです。
靴下&パンストが指先まで締まっててはいけない理由と選び方
靴下&パンストが指先まで締まっててはいけない理由
靴下&パンストの下で足趾が圧迫されていたらNGの理由
それは!・・・の前に、復習です😆☝️
🦶その靴を踵トントンしてギューと甲を留めて履く!
この2点は覚えていますか?
もし、まだ記事を読んでいない方や曖昧な方はぜひこちらをあわせてお読みいただけると確実なものになりますよ。
足からの健康を考えた時、基本中の基本の内容を分かり易くまとめていますのでお勧めです!
なぜ、選び方や履き方が大切かと言うと・・・。
足趾が自由に動かせる状態を保ち、地面を掴んで歩く動きを妨げないためです☺️
しかーし、
もし靴下orパンストなどによって足趾の自由が奪われていたとしたら・・・。せっかく足にあった靴を選び正しく履いても無駄になってしまいます💦
それだけでなく、今日のテーマでもある
足趾にとっても、巻き爪とっても悪影響しかありません。
足趾の先端部分が全体的に圧迫された状態になるため、
ー足趾は動かせず
ー爪が押された状態
ーひどいと足趾を伸ばせない状態
になってしまうのです。
そのため、たかが靴下&パンストと思われがちですが、慎重に選び必要があることをここで訴えています❤️
靴下&パンストの選び方
正直、これは簡単ではありません。
一言で言うと、大量買いする前に必ず試すこととしか・・・。画期的な方法を期待してくれていた皆さん、すいませ〜ん😓
とはいっても、これで終わりにしません。お役にたてるよう様々な方のお知恵を集結しています。
特に注意したいのが、高齢者や末梢神経障害がある方は靴下が窮屈でも気づきにくかったり訴えてこないことがあります。医療福祉従事者はしっかりと観察していきましょう。
靴下
靴下は年齢や性別に関わらず、1つのサイズに2~3cmの刻みで販売されています。
さらに、靴下の締め付け具合や幅、値段、素材、縫い目もまちまち。
何を基準に選んだらいいのか分かりにくいんです。
まず最も大切なのは、靴下を装着する目的。
ー寒さ対策
ーファッション性
ーハイリスクな足の保護
ーむくみ対策
ー通常の汗やホコリの吸湿
詳しくは改めて記事にまとめますが、目的が異なると確認するポイントも当然変わってきます。
今回のテーマ「巻き爪」に限定すると下腿部分に着圧効果があってもいいですが、
①足趾先端部分が締まり過ぎていないで
②サイズもキツくないものが良いでしょう。
もし、24cmの方だったら21-24cmの靴下よりも1ランク大きいサイズも検討してみてください。
また、縫い目が巻き爪の巻いている部分に当たってしまう靴下であれば、その靴下とはサヨナラしてましょう。
パンスト
パンストも進化し、様々なタイプのものがあります。
①一つの筒状タイプ
②踵があるタイプ
③5本指タイプ
パンストは足趾中心に考えると積極的にはお勧めできないです。
現代女性はTPOで身につけなくてはならない時がありますね。ぜひ、その時の参考にしていただけたらと思います。
①筒状で爪先部分が縫い目になっているこのタイプは、身体の動きに伴って爪先が常に引っ張られて圧がかかっています。さらに、巻いている箇所と縫い目が重なる危険性も。爪先への負担は大です。
②の踵ありタイプは①が発展し、踵の位置が作られています。踵位置が定まっているため足長部分の伸縮だけわかれば①に比べると足趾先端にかかる負荷軽減が期待できます。
③5本指タイプ、足趾が1本1本わかれていて一見良さそうです。が、注意点はご自身の足趾の長さとパンストに作られた足趾の長さです。
ーご自身の足趾の長さ≧パンストの足趾の長さ
ーご自身の足趾の長さ<パンストの足趾の長さ
ご自身の足趾が長いと結局、本体部分に引っ張られ爪先が引っ張られて圧がかかります。指は立体で厚みがあるので足趾周り注意しなくてはなりません。いずれも余裕がないと巻き爪トラブルが起き易く悪化させてしまう危険があります。
痛くて靴下の爪先を切っちゃいました!
同僚のAさん。巻き爪で爪トラブルが続き時々相談を受けていました。
今年の正月
「新しい靴下を履いたら、爪先がキツくって大変だった〜。爪先のほうに引っ張ったりしてみたけど痛みが治らないから、靴下の先を切ったんです。切ったら、楽になった〜!」
となかなかワイルドな報告をもらいました、笑😆
靴下や靴ってフットウエアと総称されます。足トラブルに慣れている方は、フットウエアが合わないとその先にどんな状況が待っているか予測ができるのです。
「痛くて辛い状況は絶対に避けたかった」
そんな気持ちが痛いほど伝わってきました。
靴下ひとつですが、歩けなくなるくらい痛くなるんです💦靴下を切るという判断にアッパレ❗️経験値によってトラブルを免れた事例です。
履いた時はなかなか気づきにくく、長い時間履いてることで圧迫が続き辛くなってくることがよく分かります。
靴下&パンストの下で足趾が圧迫されないものを選ぶ
たかが靴下 されど靴下
靴下やパンストによって指や爪が圧迫されて窮屈な状態になっていたら、巻き爪が悪化したり炎症が起きる原因になるので違うものに換えましょう。
窮屈加減が分かりにくい方であれば、靴下やパンストの先端を引っ張っることを習慣にしていただくだけでも違います。
靴下の縫い目という細かな点も時に悪さをします。特にハイリスクな足(糖尿病・透析治療を受けている方・血行不良の方等)の方にとって靴下だけでなく靴の縫い目の有無も足を守るためには重要な要素です。
合わない靴下とともに合わない靴を履いているとこんなことにもなりかねません!実例をご紹介していますのでぜひ併せてご覧いただけたら嬉しいです😆
まとめ
巻き爪のトラブルは爪の巻きが強くて生じるトラブルだけでなく、外的要因によってトラブルに発展することがわかりました。
トラブルに発展すると痛みも伴い大変です。また、ハイリスクの方にとっては潰瘍形成や切断にも繋がる危険性を伴っています。
ご自身の身体はもとより、フットケア時やフットケア指導において爪と靴下の関連を忘れてはいけません。ハイリスクの足も守れるように、フットケアナーシングプログラム スペシャリストコースでは体系的な学びができます。
今日という日がいい1日でありますように!
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