自分らしく生き生きと家族や仲間と過ごしていたい。
老後、そんな風に過ごせたら素敵ですよね?実は、この姿に「足」はとても深く関連しています。この記事では、ぐんま足人の会「第4回あしたの足セミナー」をもとに、足と自分らしさについて一緒に考えたいと思い、まとめました。
ぜひ、最後までお読みいただき、ご自身の「靴」、ご家族の「靴」、患者さんの「靴」への意識を向けて頂くきっかけになったら嬉しいです。
歩ける自分でいられることはそれ以上の意味がある
自分の足で立てること
自分の足で歩けること
当たり前に歩けている時は気づきにくいけれど、足は自己概念にとても大きく関連しています。
みなさんの『自分らしさ』って何ですか?
足の機能が低下したとしたら、その自分らしさにどう影響がありますか?
立てる足か
歩ける足か
そういった事実に加えて、その事実がもたらす意味がQOLや生きている充足感、自尊心に大きく影響をもたらします。
危ないから歩かないで! VS 自分の足で歩きたい!
2022年1月28日にオンラインで開催した、ぐんま足人(あしんちゅ)の会 「第4回あしたの足セミナー」では徳武産業株式会社 渡邉昌和氏の講演であゆみシューズご利用のお客様からのお手紙が動画で紹介されました。
かいつまんでご紹介すると、
これ、病院でもあるあるではありませんか?
医療機関は患者の安全を守らなくてはならない使命があります。そのため「看護師を呼んでください」と転倒を予防し安全を第一に過ごせるようサポートさせていただきます。
が、時に不愉快にさせてしまうことも事実です。
自分で(ひとりで)歩きたい人と安全を担保する義務を全うしたい人
まさに倫理的な対立が生じています。
お手紙動画の続きは、こんなふうです。
治療によって
病院の入院は、それぞれ何らかの治療目的で入院されます。
以前、知人A氏が天疱瘡という自己免疫疾患の難病に罹患して入院科料を受けました。まだ、年齢も60菜をすぎたばかりで仕事もバリバリの現役。
加療後、入院生活について激怒していたことがありました。それは
「転ぶからひとりでは歩かないで」
という看護師の言葉。
仕事も現役のA氏にとって、「転ぶかどうかくらい自分でわかる!」、トイレですらひとりで行けなかった時期があり、退院後もプライドを傷つけられた怒りが収まらなかったのです。
今回この事例を通して、「歩行」を不安視される、「トイレ」にまで他者の付き添いが必要とすることがどれほど自尊心を傷つけるかを考えてもらいたいのです。
もちろん、自尊心を傷つけるから転倒リスクが高くても好きに行動してもらおうというのではなく、人としての自尊心を保つためにできる工夫・対策がないかを考えることが大切なのではないでしょうか。
必要な機能を備えた靴は自分らしく生きることを支えるアイテム
「ありたい自分で居られるために」
立てることや歩けることがどんな意味をもたらしているのかを改めて考えてみましょう。
靴によって、
子供の歩行が楽しく感じられたり
靴によって、
高齢者も安定感が増して安心して外出できたり
靴によって、
ひとりで脱ぎ履きができたり
人間として生まれ、生活を送る中で靴は身近なアイテムです。
その人に必要な機能を持った靴。そんな出会いによって、人生が変わることもあるのです。
まとめ
ぐんま足人の会「第4回 あしたの足セミナー」では子供の靴&高齢者の靴それぞれテーマでした。改めて、靴の共通する大切なことを感じることができました。
『自分らしく生ききるを支えたい』、これは勝手ながらちーさんの想いです。
今回のセミナーを企画運営し、「足や靴に携わること」と「自分らしく生ききることのサポート」が深い繋がりを実感でき、改めて嬉しく励みになり感慨深い時間でした。
毎回定員100名の大盛況セミナーにご興味のある方はぜひご参加お待ちしています。次回は5月開催予定!テーマはまだ秘密です❤️おたのしみに
今日という日がいい1日でありますように!
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