「年をとるとどうして巻き爪になるの?どうしてなるの?」
ご高齢男性患者さんから頂いたご質問です。巻き爪でご自身がリアルタイムに痛くて辛い思いをしているんです。この方と同じような疑問をお持ちも方も多いのではないでしょうか。
実は、お年を重ねると巻き爪になるわけではないんですね。結果的にご高齢者の巻き爪の方が多いだけなんです。
この疑問を解消しておくことで、巻き爪の予防も可能になります。
この記事では、すでに巻き爪の方は悪化しないように。巻き爪ではない方は「予防」に活かせる、そんな内容をご紹介しています。
ぜひ最後までお読みいただき、「巻き爪が痛くて歩けない」ような事態を避けていただきたいと思います。
年をとると巻き爪になるわけではない!!!生活習慣の積み重ね
年を重ね巻き爪の方が多いのは確かです。
しかし、年を重ねたから巻き爪になったかというと若干飛躍し過ぎ。
1)フットウエア(靴・靴下)
2)靴の履き方
3)歩き方や歩き方の変化
4)歩行機会・運動頻度の低下、筋力の低下
5)爪の切り方
6)爪の疾患(爪白癬・炎症性疾患)
7)外傷
8)足のアライメント異常(外反母趾・凹足)
9)体重増加(むくみ)
10)加齢
11)遺伝
一般的に生活習慣病は年を重ねるとともに発症しやすくなります。
足の巻き爪は疾患ではないので、生活習慣病とは言われませんがよく似ていると感じます。
年を重ねると一般的に若い方に比べて身体を動かす頻度が少なくなります。その結果、巻き爪になりやすいのです。足趾をしっかり活用して歩行していなかったり、歩行頻度が極端に少なくなることで若い方でも巻き爪になりやすいんです。
その背景には爪の巻きやすい性質も関係しています。
巻き爪の外的因子に着目して予防と悪化対策!
先にご紹介したように巻き爪の原因は一つとは限りませんし、内的・外的両要因があります。
この記事では、誰でもできて成果を得やすいものをさらに詳しくご紹介したいと思います。日頃ちょっと意識して巻き爪対策しましょう😆!
「こんなの」と思ってやらないのと、「試しにやてみよう」とでは将来の足状態が全く違うのもになっているかもしれません。
フットウエア(靴・靴下)
足を覆う靴や靴下
何を基準に選ぶかは、実はかなり重要です。特に糖尿病など「ハイリスク」といわれる足の方々にとってフットウエアは『縫い目』の有無などとてもデリケート。一歩謝ると足を失いかねません。
ハイリスクではなくても、ご苦労されている方は老若男女たくさんいらっしゃいます。
ぜひ、この機会に確認してください。
巻き爪にフォーカスするとフットウエアは、
足趾を圧迫してしまうと足部先端の形が靴下や靴の状態に圧迫されます。
このような靴や靴下を履き続けると爪や足趾や変形します。爪の場合は巻き爪の原因になりやすいです。
また、圧迫された状態は足趾を動かしにくいです。しかし、歩行時には足趾を動かして歩くのが本来。いつも動かせない状態が続くことで足趾を使わない歩き方にもなりかねません。
こちらの記事にも詳しくまとめています。まだお読みでない方は、併せていただくとより一層フットウエアの重要性をおわかりいただけますので、ぜひ!
靴の履き方
靴の履き方は足トラブルに様々な形で影響を及ぼします。
もちろん、巻き爪にも❗️
『踵トントンギュー』
踵トントンギューにピンと来なかった方!ぜひこちら👇の記事をご一読をお勧めします。足を健康に保とうと思ったら、踵トントンギューは不可欠。知ってるよ〜という方も、ぜひおさらいして確実なものにしておきましょう!!!
また、「知ってるけどいちいち脱ぎ剥ぎできないよ💦」という方には、こんな靴紐の活用方法もあります。よかったら、試していただけたらと思います。
歩き方の変化
全身の筋力低下、下肢の筋力低下、関節が硬くなり、姿勢の変化に伴い歩き方も変わります。
ー足が前に出にくくなり
ー歩幅が小さくなる。
ー足が上がらずにすり足になる。
ーガニ股。
このような変化に伴って、足部や足趾にかかる負担も変化します。
その結果、足趾を使わないとか爪にストレスがかかる歩き方になったりも。この歩き方が続くことで爪が巻いたり、変形します。
爪の切り方
実は、巻き爪になりにくい爪切りの方法があるんです!!!!
ヒントは切る形と長さ😆
これを誤ってしまうと、爪のそもそもの「巻きやすい性質」を引き出してしまい、どんどん巻きが強くなってしまいます。
「痛くて靴を履きたくない」となる前にぜひ取り入れていただきたいです。
ご紹介しているこちらの記事に詳しくまとめています。
ぜひこの機会を逃さないで確認しておくことをお勧めします。悪化を防ぐことができますし、巻き爪予防にもなります❣️
歩行機会・運動頻度の低下
歩く頻度が減少すると巻き爪は一気に悪化します。
つまり、「立つ」「歩く」などのように足趾に体重がかかった状態で爪が適度なカーブにります。
なんらかの原因で、黄色と青の圧バランスが崩れると爪にも影響が現れます。
「立つ」や「歩く」爪の巻く力だけが残ります。そのため、巻き爪になりやすくなるんですね。さらに詳しい記事がこちらになります。
好評な記事なのでよかったら^^
巻き爪は年齢が直接的的原因ではありません!!!爪の切り方や靴、歩き方が影響しています
高齢だから巻き爪になるわけではありません!
最後に、もう一度いっしょに確認しましょう
🦶爪はスクエアオフで切っていますか?
🦶靴のサイズは本当にあっていますか?
🦶靴の履き方は『踵トントン ギュー』していますか?
🦶キツい靴下履いていませんか?
🦶足趾に体重が乗るように意識していますか?
一つでも影響因子を少なくして巻き爪にならないように、巻き爪の悪化を防ぎましょう。
「ご高齢になると巻き爪になる」というのは、違うことがお分かりいただけたと思います。
年を重ねて運動量が減少したり、足趾をうまく使えなくなってきたり、歩容が変化することで一層巻き爪になるリスクが高くなります。
もし、すでに巻いている方は今よりも巻きが強くなって悪化しやすくなります。
現在なんともない方も巻いてくるかもしれません。
もし、抜爪したりワイヤーなどで矯正してて「私は大丈夫」と思っていたら危険です。フットウエアや歩き方が変わらなければ同じことの繰り返しになってしまうかも⁉︎
まとめ
靴の選び方やお手入れ、足趾に体重をかけるってどうやったらいいんだろう?
悩んだら、Abeby フットケアナーシングプログラム「セルフケアコース」がオススメです。
オンラインですが少人数でお一人おひとりの足状態に合わせたケアの方法や注意事項をご提案します。
何もしない20年後 VS 少しの意識を積み重ねた20年後
どちらの足があなたを好きなところに連れて行ってくれそうですか?
今からできることを積み重ねて自分らしく過ごしていきませんか?一生懸命サポートさせていただきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました( ^ω^ )!
感謝の気持ちを忘れずに、こころ豊かに人生を生き切りたいし、いつでも会いたい人に会いに行ける体でいたい。
でも、もし足にトラブルがあったら?願いは願いのまま・・・かも。なので、このブログを通して1人でも多くの方と一緒に実現できたら嬉しいです‼︎
引き続き当ブログをお読みいただけたら飛んで喜びます♪
🦶サロンやセミナーも随時開催中。コメントやご感想、お問い合わせもなどもお待ちしております❤︎
さらに詳しい内容はこちらのHPまで
♦︎ちーさん本名:木嶋千枝(きじまちえ)
♦︎資格:正看護師・日本慢性疾患看護専門看護師・日本認定心理士・日本糖尿病療養指導士
♦︎現職:Abeby代表/大誠会内田病院非常勤/群馬大学大院非常勤講師/高崎市医師会看護学校非常勤講師
群馬大学臨床教授・日本慢性看護学会評議委員・日本糖尿病教育看護学会研究査読委員
◉ぐんま足人の会発起人/JAGSS(日独小児靴学研究会受講修了
◉地域の出前講座(医療福祉関係者向け・高齢者向け・ママ向け)なども大好評でリピートいただいています😃
SNSやサロンイベントなどもご覧いただけたら嬉しいです^ ^
今日という日がいい1日でありますように!
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